人類の到達できる場所の中で最も過酷な場所だろう南極。これは研究の為、そんな極地で二年もの間過ごす屈強な男たちの物語、ではないんですが家族愛とか過酷な環境の中でも日本人らしく楽しく過ごすおっちゃんたちの心和むおすすめの映画です。
作品概要
原 作:西村淳-『面白南極料理人』、『面白南極料理人 笑う食卓』
映画公開:2009年8月
出演者(南極地域観測隊メンバーを抜粋)
- 堺雅人
- 生瀬勝久
- きたろう
- 高良健吾
- 豊原功補
- 古舘寛治
- 小浜正寛
- 豊原功補
本編時間:125分
堺雅人さんを除いては、主役を飾るような役どころではないんですが、ドラマ・映画には欠かせないというか、しぶ~い俳優さんを一堂に会したようなキャスティングです。
あらすじ
主人公の西村淳(堺雅人)は海上保安庁所属。南極地域観測隊入りを切望する同僚スズキが入隊決定後に事故。急遽、その代わりの『調理担当』として派遣されることに。
地球最果て、最低気温-70℃という極地で2年間、望まぬ滞在に戸惑いながらも学者や医者、学生など個性豊かなメンバー8人で楽しく美味しく過ごす日々を描いたドラマです。
おすすめポイント
南極が何だか楽しそう
この物語の舞台は南極。その中でも奥地、内陸にあるドームふじ基地。まあ大抵の人は行ったことがありませんので、グーグルマップで調べてみるとこんな感じ。
コンビニなんてありません。当然歩いていけるような場所でもありません。最低気温-70℃、平均気温-40℃、プラスでもマイナスでもよくわからない温度の中なんですが、見てる限りは割と楽しそう。
氷上で野球したり誕生日を祝ったり。ここがもし南極じゃなかったら中年のおじさん数人が戯れているだけなんですが、ここは南極。本当は寂しいのもつらいのも我慢して8人しかいない仲間と一緒に頑張る姿が何とも言えません。
出てくる料理がおいしそう
主人公は料理担当なので、ストーリーの随所で料理が登場するんですがこれがどれもこれもおいしそう。普段食べる料理からアニバーサリーな豪華なものまで色々ですがどれもすべからくおいしそう、そしてユーモアいっぱい。
完成品のクオリティが高いだろう事も勿論なんですが、各出演者の食べる時の演技が光っていて、それは何気ないメニューの時ほどそれが際立ちます。
例えばある日の昼食はおにぎりと豚汁という日があるんですが、多分普通の、日本の食卓で僕が食べてもそれはみすぼらしさ以外伝わるものは何もないかもしれませんが、南極で、極寒の中で一仕事終えて、冷え切った体に熱々のおにぎりと豚汁を流し込む幸せが全力で感じられます。ただのおにぎりすら食べたくさせられてしまう不思議な魅力を持ったドラマです。
見終わるとほっこりする
楽しそうに過ごしているんですがやっぱりつらい部分もあるらしく、家族と会えないとか、寒いとか、パチンコ屋が近所にないとか、途中で辞めたくなってもやめられない二年間を、気が合わなくても、喧嘩しても毎日顔をつきあわせていないといけない8人はたまにちょっとおかしくなってしまうこともあるようで。でも辛くてもそれは自分で、もしくは仲間と一緒に乗り越えるほかないわけで。そんなおじさんたちの奮闘する様は感動で涙するというより、EDテーマがかかる頃にはなんかほっこりして、つまんない会社の人間関係の悩みとか払拭してくれます。
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