2025年4月8日、ついに全国の金融機関で「ミャクミャク500円記念硬貨」の引き換えが始まりました。
大阪・関西万博の公式キャラクター“ミャクミャク”がデザインされた記念硬貨として注目を集める一方で、ネットでは衝撃的な事態が。
▶ 額面わずか500円の記念硬貨が、2,000円~5,000円以上で高額出品されている現状があります。
▶ 中にはすでに売れている商品もあり、SNS上では「モラルなさすぎ」「反社に金渡すのと同じ」など怒りの声が噴出しています。
■ デザイン・仕様・発行枚数などの概要
- 名称:2025年日本国際博覧会記念500円バイカラー・クラッド貨幣
- デザイン
- 表面:公式キャラクター「ミャクミャク」
- 裏面:大阪・関西万博ロゴマーク
- 素材:ニッケル黄銅、白銅、銅
- サイズ:直径26.5mm、重量7.1g(通常の500円玉と同じ)
- 発行枚数:2,200,000枚(※一部報道による)
→ 額面通りの価値(500円)で使えますが、記念性が高いため“保存”や“観賞”を目的とするのが主流です。
■ 正規ルートで入手できるのに、なぜ?
- 開始日:2025年4月8日(月)~
- 場所:全国の銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、農協などの金融機関
- 必要なもの:現金(額面500円)
- 制限:初日は一人2枚までとする金融機関が多い
▶ つまり、正規ルートで並べば誰でも定価で手に入るもの。それにもかかわらず、引き換え開始と同時に転売が横行している現実は、極めて不自然です。
■ 転売屋の正体とは?こんな人たちが関与している可能性
① 転売専業業者
- 情報収集とスピードに長け、限定モノを狙っている
- 家族や複数名義を駆使して在庫確保
② 外国人バイヤー(特に中国圏)
- 日本の限定品を大量買い付け、海外へ高値転売
- いざとなれば出国して逃げ切れるため、警察の捜査が及ばないとたかをくくっている
③ 反社会的勢力
- 法そのものを無視しており、記念貨幣を資金洗浄や現金化手段として悪用
- 偽名・偽口座の利用で身元不明化
④ SNS・副業煽り系インフルエンサーに影響された一般人
- 「〇〇万円稼げる!」などの投稿に煽られて転売に参加
- 知識のないまま違法・グレー行為に手を染め、最も摘発リスクが高い層
👉 特にこの④のような一般人が、“初摘発”や“見せしめ”の対象となる可能性が高いです。
■ SNSの声:転売に怒りの声続出
📢「硬貨1枚500円なのに、3,000円ってどういうこと?」 📢「記念硬貨は記念だから意味があるのに、金儲けの道具にするなんて最低」 📢「初日にもう在庫切れって…業者の買い占めでしょ」
こうした声がX(旧Twitter)や掲示板に多数投稿されており、一般ユーザーの怒りが噴出しています。
■ 記念硬貨の転売って問題ないの??〜気をつけるべき法的リスク〜
記念貨幣は“法定通貨”であり、安易な転売行為は以下のような法的リスクに接触する可能性があります。
▸ 古物営業法違反
- 反復・継続的に記念貨幣を売買する場合は「古物営業」に該当。
- 都道府県公安委員会の古物商許可が必要。
- 無許可営業は3年以下の懲役または100万円以下の罰金。
▶ 趣味での一時的な売却は除外されますが、「仕入れて売る」意図があれば処罰対象です。
▸ 特定商取引法・景品表示法
- 「限定」「希少」「今だけ」など誇大な煽り表示は景品表示法違反の可能性。
▸ 郵便法違反
- 通常の郵送では現金(貨幣)の送付は禁止されています。
- 書留などを使わずに記念硬貨を送ると違法な現金送付行為に。
▸ 軽犯罪法違反・業務妨害
- 金融機関での“並び直し”や“過剰な買い占め”が業務の妨げとなる場合、処罰対象に。
■ 転売価格に飛びつくな!冷静に判断を
記念貨幣は「法定通貨」であり、定価以上での取引が常に正当化されるわけではありません。
特に5倍以上の価格での売買は、特定商取引法違反や古物営業法違反の可能性も取り沙汰されています。
▶ 転売品を買うことは、間接的に反社や犯罪者への資金提供につながる可能性すらあります。
■ ミャクミャクの硬貨はなぜ注目されているのか?
- キャラ人気:見た目のインパクトと“謎感”がSNSを中心に話題
- 万博開催の期待感:半年後に迫る大阪・関西万博を象徴する存在
→ だからこそ「誰の手にも届く形」で存在していてほしい。それが“記念硬貨”の本来の在り方です。
■ まとめ|記念硬貨は正規ルートでこそ意味がある
- 額面で手に入る記念品をわざわざ高額で買う必要なし
- 転売屋に加担しない姿勢が、健全な市場を守ります
- 価値あるものだからこそ、正しく手にして、未来への“記念”としましょう
👉 今後も新しい記念貨幣やグッズが登場する可能性があります。そのときこそ、“欲しい”という気持ちを逆手に取る悪質な行為には、毅然とNOを突きつけることが大切です。