鈴木亮平マジック、こんな言葉を想起せずにはいられなくなる時があります。
今回ご紹介するのは変態仮面、鈴木亮平の役者としての幅の広さを感じさせるとともに、あの人が出てるならどんなジャンルでもとりあえず見てみよう&それなりに面白く仕上がる、そんな風に感じさせてくれる作品です。
作品概要
この作品は元々ジャンプで連載されていた『究極!!変態仮面』。
- 作 者:あんど慶周
- 出版社:集英社
- 掲載誌:週刊少年ジャンプ
- レーベル:ジャンプ・コミックス
- 発表号:1992年42号 – 1993年46号
- 巻 数:全6巻(文庫版全5巻)
タイトルと言い、中身と言い昭和のジャンプ中~後半で連載していたのを現役で読んでいたのをなんとなく覚えています。笑えなくもないものの、素直に人前で話せない、電車で堂々と読みにくい内容だったため、正直印象としてはそんなのもあったな~程度。
それが20年経った後、突然映画としてよみがえったのがHK変態仮面。
当初はノリで作られたのだろう、なので当初はわずか12館での上映スタートとなった本作は、想定の10倍を売り上げる大ヒット作となったんだそうです。
- 全国公開:2013年4月
- 出 演
鈴木亮平
清水富美加
片瀬那奈
ムロツヨシ
安田顕
佐藤二朗
池田成志
10年弱前を思うと豪華だな、というよりは見る目があったんだなとうならされるものがあります。何より鈴木亮平さんの役者魂を世に示す出世作として俺物語!!とともにファンの人気も高い強い作品の一つです。
マイナー作品の映像化、呼び方としては作者さんに対し失礼極まりない話かもしれないんですが、例えば今回のようにおっさんの立ち位置から見る少女漫画の映像化なんかよい例です。生きていく上で1mmも要素が被らない訳ですが、そんな中でこそ出会った良作に[…]
見た感想
鈴木亮平の肉体美鑑賞は当然
ノーマルな色丞狂介こと鈴木亮平。
これが変態仮面に変身するとこうなります。
白ブリーフを肩掛けにして、おいなりさんを形成。顔にパンツを被り、足には網タイツ。常人がこれをすると犯罪とかそんな当たり前のことの前にまずなんていうか似合わない事でしょう。似合いたくもありませんが、そこらへんの人では体が貧相でウケない仮装みたいになってしまうはず。ですが、そこは鈴木亮平、見事な肉体美を披露しています。天賦の才というのもあるのかもしれませんが、男女問わずちょっと羨望の眼差しで見てしまうところです。
ところどころノスタルジックなのが逆に良い
原作コミックを知っているだけに余計そう感じるのかもしれませんが、原作の時代は1992年、映画化されたのはその20年後だったとしてもどこか昭和な感じがにじみ出ています。それは主人公色丞狂介が女の子のパンツのことをパンティと呼んでいたり
校内が汚いというか古めかしい感じだったり、刺客という名の雑魚を送り込んでバトルを盛り上げたり。
これ普通に見たらばかばかしすぎて受け入れがたいところがあると思うんですが、事実あったので見るのを結構敬遠していた部分もあったんですが、このノスタルジック感がこの世界観を受け入れる土壌を作ってくれている気がします。
安普請な部分は役者がカバー
これが戦闘スタイルの鈴木亮平です、よく上映に許可が下りたもんだと思うところ。
主人公からこんな感じだから、売れると思っていなかったのか見ている限り何だか安普請な部分をところどころ感じさせられるところがあります。
ですが、それを役者陣がカバーしています。
佐藤二朗さん、いつも通りです。
安田顕さん、パンツ被ってる内側から普通に顔覗いています。
HK変態仮面が見られるのは
HK変態仮面が見られるのはズバリU-NEXTとアマゾンプライムのみ。
アマゾンプライムは安いので手軽に利用できるのですが、やっぱりちょっと物足りません。他にも色々見たいという方にはU-NEXTです、鈴木亮平の肉体美、思う存分堪能したければこれです。