CM収入233億円減収 赤字転落の見通し フジ社長「極めて深刻に受け止めている」【羽鳥慎一モーニングショー】(2025年1月31日)

 CMの差し止めが相次いでいるフジテレビが、CM収入がこれまでよりも233億円減少して赤字転落する見通しが示された。また、中居氏と女性のトラブルを巡って記事を訂正した週刊文春に対して、訴訟を起こす可能性について、フジテレビの清水賢治新社長(64)が「あらゆる選択肢が検討の下にある」と語っている。

■放送収入233億円減収見通し…赤字転落へ

 黒塗りの高級車、センチュリーに乗り取締役会が開かれるフジテレビへと入っていったのは、フジ・メディアHDとフジテレビの取締役相談役・日枝久氏(87)。後部座席に座り、集まった記者たちを気にとめるそぶりはなく、硬い表情のまま。

 27日に開かれた10時間を超えるやり直し会見後、初めての開催となった30日の取締役会。終了後、清水新社長から語られたのは、CM差し止めの甚大な影響。

清水社長
「フジテレビ単体では赤字になります」
「(Q.営業利益も純利益も赤字?)はい。広告収入の減少がそのまま反映されている」

 放送収入が当初の予想より233億円の減収となり、赤字に転落する見通しが発表された。

清水社長
「放送収入がこれだけ減るという、大きな単位で減っていくわけですから、これについては極めて深刻に受け止めております。今のフジテレビは皆様からの信頼が落ちている状況だということは重々承知している。今すぐできることは1つずつやっていかなければいけない」

 一方で、日枝相談役について質問が及ぶと、清水社長は次のように話した。

清水社長
「(Q.日枝氏はきょう出席された?発言は?)特に発言内容については、ここでは詳細は控えさせていただきます」
「(Q.発言は?)発言はございました」

 清水社長は30日、取締役会の前に日枝相談役の進退の可能性についても言及していた。

清水社長
「経営陣の刷新といいますか、人事の透明さと説明責任を求めていらっしゃると思いますが、この範囲については全役員が対象であると考えている」
「(Q.そこは日枝氏も含めて?)全取締役と思っています」

 取締役会後に改めて問われると…。

清水社長
「(Q.日枝氏の辞任について議題に上がったか?)いいえ」
「(Q.ご自身からの言及は?)それについてもない。経営刷新についての日枝相談役の発言はございませんでした」

■日枝氏も取締役会に出席 発言は?

 今もフジテレビに対し“強い影響力”を持つとされる日枝相談役。フジテレビを20年近く取材する記者からは次のような話が聞かれた。

「経済界」編集局長 関慎夫氏
「日枝さんを見ていると、本当に親分・子分というようなイメージがすごく強い人なので、子分たちを俺が守らなかったら誰が守るんだという意思」

 30日に行われた取締役会での日枝相談役の様子について、フジテレビの幹部は次のように話した。

フジテレビ幹部
「(Q.日枝氏は経営のことを心配していた?)内容は言えないけど発言はされていました」

 取締役会では、経営への心配を口にしたという日枝相談役。

 一方で、29日の週刊文春による記事の訂正については…。

フジテレビ幹部
「(Q.(週刊文春の訂正について、日枝氏も怒り心頭なのでは?)そりゃそうだよね。皆思うことはあると思いますけどね」

 清水新社長は、週刊文春に対する訴訟の可能性を否定しなかった。

清水社長
「今の文春さんっていうのは、実はかなり強力な影響力が絶大なメディアだといえると思います。やはり非常に厳しい意見が多かったです」
「(Q.今後、訴訟も考える?)今、あらゆる選択肢が検討の下にあります」

フジテレビ 遠藤龍之介取締役副会長
「経済的な損失は日々累進的に発生しているんですけど、今はそれを我慢してでも信頼回復を先にやらないと、まずはそこなんじゃないか」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年1月31日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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