ブラックマンデー再来?過去の急落が教える“買い場”の見極め方

■ 今また「ブラックマンデー」が話題に

ここ最近、「ブラックマンデー」という言葉が再び急浮上しています。

株価が大きく下落するたびに登場するこの言葉。SNSでは「暴落の再来か」「歴史的下げに備えよ」といった煽りが目立ちますが、焦って飛びつく前にまず一度立ち止まって考えてみましょう。

私はいま実際に“買い場を見極めている”最中ですが、その判断のためにこそ過去の急落から学ぶことがあるのです。


■ ブラックマンデーとは?──歴史的な暴落を振り返る

ブラックマンデーとは、1987年10月19日に米国株式市場が1日で約22%も暴落した事件。

その翌日には日本市場でも日経平均が▲14.9%と、史上最大の下落率を記録しました。

ただし、この暴落後、日本市場は約5カ月(100営業日)で回復しています。つまり“最悪の1日”は“最高の買い場”でもあったということです。


■ 暴落のあとはどうなった?──過去の事例から学ぶ

歴史を振り返れば、急落のあとに訪れるのは必ずしも「地獄」ではありません。

  • 2008年:リーマンショック → 下落後1年で底打ち、反発開始
  • 2020年:コロナショック → わずか2ヶ月で株価全戻し
  • 2024年8月:日経▲12.4% → 数カ月で水準回復

もちろん、戻るスピードや力強さはケースバイケースですが、“急落後の反発”は常に投資のチャンスと裏表です。


■ 安易な“買い”はNG!飛びつく前に見るべき4つのポイント

暴落=買い場、というのは一面の真実ですが、誰にでも当てはまるものではありません。

✅ 1. 個別株なら「業績」が命

安値でも、業績が崩れていれば長期的に低迷する可能性が高く、リスクが高まります。 → 売上や営業利益の推移、自己資本比率などを確認しましょう。

✅ 2. エントリーは“分散”が基本

一括でドカンと買うのではなく、段階的に投資することでリスクを平均化。 → **ナンピンとは違う、“計画的な分割買い”**がポイントです。

✅ 3. インデックスを活用するのも手

個別銘柄の見極めに自信がなければ、ETFや投資信託で広く市場を拾う選択もあり。 → 特にTOPIX連動型や高配当ETFなどが選択肢に。

✅ 4. 暴落前から仕込み銘柄を決めておく

急落時に焦って探しても良い銘柄は見つかりません。 → “この銘柄が〇〇円まで落ちたら買う”というルール設定が肝心です。


■ 「ドルコスト平均法」こそ暴落時に威力を発揮する

定期的に一定額ずつ買い付ける“ドルコスト平均法”は、価格が下がれば下がるほど多くの口数が取得でき、平均取得単価が下がる仕組みです。

暴落時には一時的に含み損が出るかもしれませんが、その分将来の反発局面で得られるリターンも大きくなります。

📌 急落は怖いものではなく、「機械的に拾う仕組み」を持つことでむしろ味方になります。

さらに、この戦略を活かすには 余剰資金で投資することが絶対条件

生活費を切り詰めて投資するのではなく、「使わなくても困らない資金」でこそ、冷静に下げ相場と付き合うことができるのです。


■ それでも注目したい“買われやすい”セクター

過去の急落時、比較的堅調だった/反発が早かったセクターをいくつか紹介します:

  • 🟩 生活必需品(例:食品、日用品)
  • 🟦 高配当株/ETF(例:東証高配当50)
  • 🟨 内需・公共事業関連(例:建設、通信)
  • 🟥 大型優良株の売られすぎ銘柄(例:財務健全+一時的要因で下落中)

■ 私自身も、買い場を“準備して”待っている

今の相場も「何をどのタイミングで買うか」慎重に見極めています。

下がったから買うのではなく、**“下がったときのために用意しておいた銘柄を拾う”**ことが大切です。

焦らず、でもチャンスを逃さず──それが暴落時の立ち回りです。


■ まとめ|急落相場は準備こそが最大の武器

  • ブラックマンデー級の下落は「チャンス」になり得る
  • だが、安値に飛びつくのは危険。選別と戦略が不可欠
  • “仕込む準備”をしておく人が、結果的に勝つ
  • ドルコスト平均+余剰資金という王道戦略を持つことで、ブレない判断ができる

投資で大切なのは“動くこと”ではなく、“動く準備”です。

次に暴落が来たとき、あなたは「ただのニュースとして見る側」か、「準備して拾う側」か──

その差が未来の資産を分けるのです。

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