週刊少年ジャンプはずっと少年誌のトップを走り続けているだけあって、実に色んな漫画が誕生してきました。ドラゴンボールは勿論、ナルト、幽遊白書、最近では鬼滅の刃等、実に多種多様なんですが一方で殆どの漫画が大きく2種類に分けられます。
一つは王道のバトル漫画、バッチバチにライバルや敵キャラとやりあうアクションがウリのもの。そしてもう一つが主人公の成長を追った物語です。
今回ご紹介するのは暗殺教室、アニメ化は勿論、映画化、実写化までしたコアな人気が今でも根強い作品です。
作品紹介
- 原 作 者:松井優征
- 出 版 社:集英社
- 掲 載 誌:週刊少年ジャンプ
- コミックス:全21巻
- ア ニ メ:全47話(第1期22話、第2期25話)
あらすじ
物語の舞台となる私立椚ヶ丘中学校は全国でも有数の名門校。その教育方針は中々の尖りっぷりを見せていて、95%の優秀な生徒と5%の落ちこぼれを意図的に作り出し、徹底的に差別して95%を奮起しようというもの。潮田渚はそんな名門校5%の落ちこぼれ『エンドのE組』の一員でした。
ある日そんなエンドのE組に新任の教師が赴任、それと共に国からE組生徒へ先生暗殺、成功報酬100億円というぶっ飛んだ依頼が届きます。
突如として現れた超生物『殺せんせー』とエンドのE組が一年を通じて成長していく物語です。
おすすめポイント
シュールな笑いがツボ
後に生徒からころせんせーと名付けられる超生物は文字通り化け物。移動速度マッハ20、手足の代わりに少なくとも10本以上の自在に動く触手を持ち、対せんせー用BB弾やナイフなどの専用武器以外では傷もつけられないのに再生力、耐毒性も持ち合わせているという完璧生物です。
スペックは完璧なのに一方で、あがり症、器が小さい、世間体を気にするなどちっさな弱点もいっぱい。それが一個一個シュールな笑いを作り出します。
大声で笑うというよりもつい笑ってしまうような小っちゃい笑いどころが満載です。
潮田渚の成長っぷりが見ていて楽しい
主人公潮田渚は特に特技があるわけでもないごくごく普通の生徒。
特徴と言えば風貌が女の子っぽい事くらいで、個性あふれるクラスメイトと比べると全く目立たないような生徒なんですが、落ちこぼれだけを隔離したエンドのE組で、暗殺の為の訓練を受け、ターゲットの超生物からの指導を受ける、そんな何重にもあり得ないシチュエーションを通して通常の学校生活では絶対に身につくことのないような暗殺の才能を開花するようになります。
手から光線出る訳でも筋肉が隆々になるわけでもない、見た目には何でもないようなスキル。そんな非凡な才能を少しずつ開花させていき、終盤に憧れの同級生と暗殺というフィールドで肩を並べるようにまでなる、そんな成長していく様は回を追うごとにだんだんと渚君が好きになっていく不思議な感覚が味わえます。
ラストに向けて一気に加速する物語
主人公は一応潮田渚くんということになっていますが、3年E組所属生徒は途中加入も含めて全28人。エンドのE組ですから、その全員が落ちこぼれ。ですが、そのそれぞれに結構な個性があって、一年を通じてそれぞれが個性豊かに才能を開花していきます。
前半は一話完結で進行する話の一つ一つに色んな伏線があって、それが後半一気に回収されていきます。勉強でも運動でももちろん、暗殺でも一気に成長を遂げた生徒たちが一致団結して色んな困難に立ち向かいそして迎える卒業シーン。
基本的にギャグアニメのはずなのに、色んな意味で泣ける作品に仕上げられています。
暗殺教室見るならU-NEXT
暗殺教室のアニメは全部で47話。ここまでは割と取扱いのある配信会社も多いんですが、劇場版『暗殺教室365日の時間』、テレビアニメ未公開シリーズの『暗殺教室第2期 課外授業編』、スピンオフシリーズの『殺せんせーQ』と合わせて見たい作品もいっぱい。ここら辺も全部楽しめるのは、僕がVODを渡り歩いた経験上U-NEXTだけ。
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