投資系動画チャンネル1112号 じっちゃま暗号資産をやるってよ(前編)

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暗号資産にフレンドリーなトランプ政権誕生でどのクリプトが注目される?

広瀬隆雄
2024年11月10日 16:11
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トランプ政権が誕生することで暗号資産が注目されています。
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暗号資産の中には、ロレックスの腕時計と同じで、供給が限られているものがあり、そういうものほど長期では希少価値が高くなると思われます。

 なぜなら世界の政府は輪転機を回して通貨を印刷しまくっているので、その供給量より発行スケジュールが厳格(=それを「デフレ的」と表現します)な暗号資産は自ずと価値が上がるからです。 

総発行量が決められている暗号資産の代表はビットコインです。 

ビットコイン以外で発行スケジュールが明確に定められている暗号通貨として、以下のものが挙げられます:

イーサリアム(Ethereum):イーサリアムは、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)への移行に伴い、発行スケジュールが変更されました。現在、年間発行率は約0.5%とされています。
ライトコイン(Litecoin):ビットコインと同様に、約4年ごとに半減期を迎え、マイニング報酬が半減します。次回の半減期は2027年に予定されています。

カルダノ(Cardano):カルダノのADAトークンは、最大供給量が450億枚と固定されており、発行スケジュールも明確に定められています。
ビットコインは約4年ごとに「半減期」を迎え、マイニング報酬が半減します。これにより、新規発行されるビットコインの量が減少し、インフレ率も低下します。 

2024年11月現在、ビットコインの年間インフレ率は約1.8%と推定されています。次回の半減期は2028年に予定されており、その際にはインフレ率がさらに低下する見込みです。インフレ率が下がるほど価格は理論的には上がりやすいです。 

ビットコインのインフレ率は、供給量が2100万枚に達するまで徐々に減少し続ける設計となっています。この仕組みにより、ビットコインはデフレ的な性質を持ち、価値の保存手段として注目されています。 

ビットコインとイーサリアムのインフレ率を比較すると、2024年11月現在、ビットコインの年間インフレ率は約1.8%と推定されています。一方、イーサリアムは2024年第2四半期に年間インフレ率0.37%を記録しました。 このデータから、現時点ではイーサリアムのインフレ率の方がビットコインよりも低いと考えられます。 

ただし、イーサリアムのインフレ率はネットワークの使用状況や手数料の変動により変化する可能性があります。一方、ビットコインのインフレ率は半減期によって徐々に低下する設計となっています。したがって、長期的な視点では、ビットコインのインフレ率がさらに低下することが予想されます。 

イーサリアムのインフレ率がネットワークの使用料に左右される理由は、バーン(Burn)メカニズムに関係しています。 

イーサリアムのアップデートEIP-1559により、トランザクション手数料の一部がバーン(焼却)される仕組みが導入されました。具体的には、トランザクション手数料のベースフィーの部分が自動的にバーンされ、永久に供給から取り除かれます。 

この仕組みにより、以下のような動きが生じます: ネットワーク使用量が多い場合:トランザクションが増え、手数料も高くなるため、より多くのイーサがバーンされます。結果として、インフレ率が低下、あるいは供給が減少することがあります。

 ネットワーク使用量が少ない場合:トランザクション手数料が低くなり、バーンされるイーサの量も少なくなります。そのため、供給量は増加し、インフレ率が上昇することがあります。 

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