初競りマグロ2億700万円 「税金払わなきゃ」漁師驚き ウニも最高値1箱700万円【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2025年1月6日)

 街角景気のバロメーターとしても注目されるマグロの初競りが行われ、「一番マグロ」は去年の倍近い2億700万円で落札されました。

■初競りマグロ2億700万円

 例年より一日遅く始まった、今年の初売り。全国のデパートには、開店とともにたくさんの人が訪れます。

都内在住(50代)
「(Q.405万円のクルーズ旅行見ていましたけど)今まで頑張って働いてきたご褒美に、一発いいかなという感じです」

 多くの客が訪れ、幸先の良いスタートを切ったデパート。活気のある走り出しは、5日の朝にもありました。

 東京・豊洲市場の初競りには、この年最初の逸品を買い付けようと、目利きたちが集まりました。数えきれないほどの人たちが見つめていたのは、金に糸目をつけずに競り合われ注目される「一番マグロ」です。

沓間水産 沓間大作代表
「2025年の『一番マグロ』を狙いに来ました!」

 今年、競り勝ったのは…。熱い戦いを制したのは、仲卸の「やま幸」と、寿司店を経営する「ONODERA GROUP」でした。金額を尋ねると次のように話しました。

やま幸 山口幸隆社長
「2億700万です」

 去年の1億1424万円を大きく超える、過去2番目の高値。276キログラムの大物です。

 釣り上げたのは、青森県大間の漁師。今回で8度目の「一番マグロ」だといいますが、笑顔がはじけます。

一番マグロを釣った漁師 竹内正弘さん(73)
「あと何年このまま釣りできるかなと、常に不安だからとんでもなくうれしいです」

 うれしい反面、こんな心配もあります。

竹内さん
「社長とはいえ、従業員みたいなもんだからさ。税金払わなきゃ困るんだ」

 一方、競り負けた人たちからは、こんなぼやきも聞こえます。

沓間代表
「僕らも買いたいと思ったけど、2億超えられるとね。だけど今年、いい年になるんじゃないですか」

沓間水産 阿部和広取締役
「去年の倍ぐらいだから景気も良くなってね」

■ウニも最高値…1貫40万円で提供

 歴史に残る高値となったのは、マグロだけではなく…。

鮨 尚充 安田尚充さん
「今回700万円で一番のウニを競り落としました。最高のウニなので、ぜひ食べていただきたいです」

 ウニとして史上最も高い値をつけ、うるし塗りの箱に詰められました。

 競り落とした安田さんは、6日から東京・中目黒の店で1貫40万円で提供するということです。

(「グッド!モーニング」2025年1月6日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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