トランポリン事業をめぐる贈収賄事件で逮捕された元福岡県議について、販売業者から受け取った金額が約1億円に上ることが捜査関係者への取材で分かりました。
元福岡県議会議員の片岡誠二容疑者(58)は、「ケア・トランポリン」を活用した県の助成事業で、予算成立への便宜を図った見返りに2800万円の賄賂を受け取ったとして、17日、収賄の疑いで逮捕されました。
賄賂を贈った側として販売業者「サンライフ」の社長、鬼木義美容疑者(66)も逮捕されています。
捜査関係者によりますと、片岡容疑者が鬼木容疑者から受け取っていた金は約1億円に上ることが新たに分かりました。
2人が金額の受け取りを約束した書面が見つかっていて、警察は片岡容疑者が関わる企業とサンライフとの間で、一般的な商取引を偽装した可能性もあるとみて調べを進めています。